ブレーキパッドの交換 と スリットローター

ブレーキチューンは、忘れてはいけない重要ポイント。
エンジンや足回りをチューンする前に、ブレーキだけはしっかり強化しておきたいもの。
キャリパー交換はレースにでも出ない限り必要ありませんが、パッドは良いものに交換することをオススメします。
パッド交換は簡単な割に効果が大きく、ストッピングパワーやフィールがぐぐっとアップ。
車の使用状況にぴったりのパッドをお選びください。

ブレーキパッドの交換に、失敗や間違いは禁物。
「自分ではちょっと難しいかも?」と思われる方は、 当店までご相談下さい。
あるいは、お手数ですがお近くの自動車整備工場・カー用品店等にご相談ください。

ブレーキパッド 交換例


[ 手順1 ]
車体をジャッキアップして、ホイールを外した後、キャリパーの下側のスライドピンをメガネレンチで緩めて抜きます。
それから、キャリパー本体を持ち上げるとパッドが現れます。


[ 手順2 ]
ブレーキパッドはキャリパーで押さえられているだけなので、簡単に取り外すことが出来ます。
このとき、ディスクローターに深い傷が付いていたり、磨耗していたら、新品に交換する必要があります。


[ 手順3 ]
ノーマルパッドの裏面にセットされていた金属板のシムを取り外し、ブレーキグリスを薄く塗布した後に新しいパッドを取り付けます。
グリスは塗り過ぎないように注意しましょう。


[ 手順4 ]
パッドのベースプレート側面にもブレーキグリスを塗布しておきます。
ここは忘れがちですが、もし忘れてしまうと”ブレーキの引きずり”原因になってしまいます。


[ 手順5 ]
取り付け部分. 特にスプリング部分の汚れをよく落とした後で、新しいパッドをキャリパーに取り付けます。
シムのあるパッドをピストン側になるように取り付けます。


[ 手順6 ]
ピストンがキズがつかないように押し戻し、キャリパーを元に戻してピンを取り付ければ完成です。
このとき、ブレーキ液がリザーブタンクから溢れないように少し抜き取っておくと良いでしょう。



ミュウゼ ST500(ブレーキパッド)への交換 および スリット加工


[ 手順1 ]
まずはローター、ブレーキパッドの取り外しから。ジャッキで車体を持ち上げて、作業に取り掛かります。


[ 手順2 ]
ブ順番にハンドドリルでネジをはずし、前輪左右ともタイヤとホイールをはずします。


[ 手順3 ]
ホイールをはずすと、 ローターとブレーキパッドが現れます。
新車のため ローター表面に傷も無く、 研磨の必要はありませんでした。通常.パット交換時はローター研磨をお勧めします。


[ 手順4 ]
後輪も同じようにホイールを外します。


[ 手順5 ]
取り外しが終わったらいよいよスリット加工へ。こうして1枚につき6本のスリットを、計4枚に入れます。


[ 手順6 ]
スリット加工したローターを取り付けた後、ブレーキパッドを取り付けます。
ブレーキの端にも丁寧にグリスを塗ります。グリスは多すぎても少なすぎてもいけないので、微妙な加減が要求されます。


[ 手順7 ]
スリットローター と ブレーキパッド交換後。
パッドのピンク色と、ローターのスリットがブレーキングを強化!見た目に美しい。


Kendall販売店 阪神ブレーキ工業